準確定申告って?

基本的に、収入に対する課税(所得税)は、1月1日から12月31日の1年間に生じた所得をもとに税額を計算し、翌年2月中旬に確定申告・納税をします。会社員であれば、勤務先にて年末調整が行われるため、医療費控除などを行う場合を除いて、確定申告を行う必要はありません。
年の途中で亡くなられた場合には、相続の開始があったことを知った日の翌日から4ヵ月以内に申告・納税をする必要があります。この申告のことを「準確定申告」と言います。
個人事業主など毎年確定申告を行っていた方だけでなく、収入が給与のみ、年金のみであっても、準確定申告の対象です。これらの収入から源泉徴収されている場合や高額な医療費を支払っていた場合には、準確定申告をすることで払い過ぎた税金が還付される可能性があります。なお、還付される申告であれば、4ヵ月を過ぎても、提出する年分の翌年1月1日から5年以内であれば提出することが可能です。
確定申告というと、ハードルが高いイメージですが、国税庁Webサイトから確定申告作成コーナーを利用すれば、比較的容易に入力・作成できます。
難しそうでしたら無理をせず、税理士等の専門家への依頼が確実です。